新緑糖尿病内科クリニック

バセドウ病とは

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バセドウ病とは

バセドウ病とは

2023/06/20

バセドウ病は、甲状腺機能亢進症とも呼ばれ、甲状腺ホルモンの分泌が多くなりすぎる病気です。2030代の女性に発症することが多く、日本には1000人に13人ほどの割合で患者さんがいます。

バセドウ病の原因

バセドウ病は、自分の免疫機能の異常が原因です。

甲状腺ホルモンを作る細胞を刺激して、甲状腺ホルモンを過剰に作らせる「自己抗体」ができることで、バセドウ病を発症します。

バセドウ病の症状

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが多すぎることで臓器に負担がかかり、全身にさまざまな症状が出ます。バセドウ病にだけ特徴的な症状というものは少ないので、「ストレスが溜まっているのかな」「夏バテかな」などと感じることもあるでしょう。

「甲状腺の腫れ·頻脈·眼球突出」がバセドウ病の三大徴候といわれていますが、必ずしも全ての症状が出るわけではありません。

少しの距離を歩くだけで息切れがしてしまう、ちゃんと食べているのに痩せていくなど、気になる症状があれば、当クリニックにご相談ください。

全身の症状だるい、疲れやすい、暑い、体重が減る
顔・首の症状目が飛び出る、首が腫れる
循環器症状動悸、息切れ、むくみ、脈が早い
胃腸症状食欲が増す、便回数が増える
精神症状イライラする、集中できない、眠れない
皮膚の症状汗をかく、皮膚がかゆい、脱毛
筋肉・骨の症状力が入らない、手足がふるえる
月経生理不順、無月経、不妊

バセドウ病の検査

バセドウ病の診断のために、以下のような項目を調べます。

TSH (甲状腺刺激ホルモン)脳の下垂体で作られるホルモンです。甲状腺ホルモンを作るように促す働きがあり、バセドウ病の方では値が低下します。
TRAb (抗TSH受容体抗体)バセドウ病のときに陽性になる自己抗体です。TSHと同じように甲状腺を刺激して、甲状腺ホルモンを作らせます。
FT4、FT3 (遊離甲状腺ホルモン)甲状腺で作られるホルモンで、バセドウ病の方は値が上昇します。

バセドウ病の治療

まずは「メルカゾール(成分名:チアマゾール)」や「プロパジール(成分名:プロピルチオウラシル)」という飲み薬での治療から始めます。

外来ですぐに治療を開始できるため便利ですが、甲状腺機能が落ち着くまでには数週間~数ヶ月かかることが多いです。症状や検査値が安定したら少しずつ薬を減らし、場合によっては薬を休薬することもできるかもしれません。

副作用として、38度以上の発熱、だるさ、喉の痛みが出ることがあります。別の医療機関にかかる際には、お薬手帳を持参するか、抗甲状腺薬を飲んでいることを伝えてください。

また、バセドウ病と診断が確定する前から、「ヨウ化カリウム」という薬を使用することがあります。ヨウ化カリウムは、メルカゾールの副作用が出る可能性を減らす可能性があるので、メルカゾールと併用することも近年では増えています。

飲み薬を使った治療で十分な効果が得られない場合は、放射性ヨウ素内用療法や手術を検討することもあります。

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